スノーボードブーツの中で踵が浮いてしまう原因と対策
目次 : スノーボードブーツの中で踵が浮いてしまう原因と対策
はじめに
スノーボードを楽しんでいると良くある"踵浮き"
・ブーツの中で踵が浮いてしまう
・踵がごそごそ動いて上手く滑れない
・踵やアキレス腱辺りが靴擦れを起こしてイヤ
等のトラブルに遭遇する事は初心者のみならす多くのスノーボーダーから耳にする問題です。
でも落ち着いて原因を調べれば対策は可能です。
かかと浮きを解消してもっとスノーボードを楽しみましょう!
原因の分類と対策
原因1:ブーツのサイズが合っていない
そもそも自分の足のサイズとブーツのサイズが合っていないとブーツ内部で足がホールドされずに動いてしまう状況が発生します。
自分の足のサイズなんか解ってるからと過信したりせずに購入の際にはショップで入念に試し履きを繰り返しましょう。
スノーボードブーツも同じサイズ表記の物であってもメーカーによっては実サイズや履き心地が異なる物です。
レンタルの場合もブーツの種類は選べなくても出来るだけ慎重にサイズ確認は行いましょう。
小さ過ぎて滑走中に痛みが出てはいけませんが痛くなるギリギリのサイズを選ぶのがコツです。
原因2:履き方絞め方に問題がある
ブーツの履き方に問題が有る場合も有り得ます。
ブーツの踵部分と自分の踵を密着させる事が理想です。
稀にしっかり履こうとつま先側から足の甲をブーツに当てる様な履き方やそもそも踵がブーツの底に収まっていない事も有ります。
面倒がらずに先ずはブーツの紐を全て緩め各パーツを開いてからしっかりと足を納めましょう。
又ブーツの紐(コード)がしっかりと締められて居ないためにブーツに足が固定されないケースも見かけます。
この締め上げはブーツの種類によって様々な機構や方法が有るのですが基本は下部と上部を別けて行う事が大切です。
この部分がブーツ内部で遊ばない様にキッチリと締めて一旦固定します。
ひもで結ぶタイプは金具に掛けながら一段毎にしっかりと増締めして全ての金具を使って固定しましょう。
ブーツのタイプ毎に各種良い絞め方が存在しますので色々と調べてみましょう。
原因3:滑走中につま先立ち
初心者から中上級者まで幅広く陥る事がある罠です。
トゥサイドのターンではつま先側に加重して踏ん張る事を意識する余りにターン中力の限り足首を伸ばしてつま先立ちの姿勢をとってしまう為にさほど足首が動く様に作られていないスノーボードブーツを脱ぐ様な動作になる現象です。
本人は踵が浮いてブーツが脱げそうになると思い込み勝ちですが実際には自分で脱いでしまっているのです。
身体の使い方を間違えてしまっている事が原因です。
膝を落とし拇指球に荷重する動作を意識して習得する必要があります。
原因4:足首を曲げてしまう
ある程度カービングをマスターした中級者以上に見られます。
この足首を深く曲げた時にもブーツの稼働限界を超えてしまっている為ブーツのタンを押し潰し脛が前に移動します。
しかしながらブーツは曲がらずそのままの位置ですからふくらはぎがブーツ内部から離れてブーツを脱ぐ挙動に近くなる為やはり脱げてしまう事になります。
対策としてはやはり自分でしっかりと足首の角度を意識しながら角付からのターン操作を行う練習を繰り返し禍屈曲を行わない操作を習得する事が必要です。
専用グッズで対策
原因毎に記載した対策が正攻法なのですが、それでも上手くいかないばあいや手っ取り早く対策したい場合には専用のアイテムを活用する方法もあります。
ブーツのサイズや形状が合わない場合でインナーが取外事が可能なタイプではインナーの踵に貼り付けてズレを防止する専用グッズ FootWedge(フットウェッジ) カカトが浮かないパット FP1 が存在します。
また滑走中に足首を曲げてしまうケースでは滑走中に足首を曲げられない様にブーツを強化する方法も有ります
これにはPower Rideと言うパーツを用います。
これに関しての詳しい解説はPOWER Ride パワーライド ~スノーボードブーツを長持ちさせるアイテム~に記載がありますので参考にしてください。
おわりに
せっかくのスノーボード足元が気持ち悪いままでは楽しく無いですし上達にも時間が掛かります。
是非今回の解説を参考にスッキリ解消させて楽しく滑りましょう!
スノーボード技術的解説記事はこちらも参考にして下さい!
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