今回はパワーライド(Power Ride)と言うスノーボードブーツのサポートグッズを紹介します。
私はもう随分と長く使用しています。
既に多くの皆さんも使用されていると思いますが改めて解説します。
ちょうど足首にフィットするような形状ですよね。
元々はスキーブーツの剛性を高めるために開発されたらしいですがスノーボードのソフトブーツの剛性も高める事が出来る為既に多くのスノーボーダーが使用しています。
パワーライドの種類
赤は本当に硬くおそらくポリカーボネイト製だと思います
他にも青や黒フレックスに多くのバリエーションが有ります
またスネの部分にウイングが追加されてよりホールド感を高めたものも有ります
パワーライドの使い方
インナーとアウターとが分離しているブーツではインナーとアウターの間に挿入します
ブーツのパーツと干渉しないように足首にフィットする位置に押し込み紐を締め上げます。
インナー一体のブーツでは内側に入れて脚と接触させる、若しくは挿入可能であればブーツのタンと紐の間に挿入して使用します。
足に直接触る挿入は接触部が擦れて痛くなる可能性が有る為紐側を考える方がお勧めです
パワーライドの利点
1)なんと言ってもブーツが長持ちします。
特にインストラクター業務をしているとブーツを履いたまま歩いたり走ったりの機会が多く足首部分が直ぐにヘタってしまい使い物にならなくなります。でも日常的にパワーライドのソフトをブーツに挿入する事でこの部分の消耗が抑えられて格段に長持ちします。
2)古くなって紐の固定具が甘くなってしまったブーツはタン方向への力に耐えきれずに紐が緩みやすくなります。でもパワーライドはまさしくその方向への力に対抗してくれるので紐を締め直す回数も激減します。
3)トゥサイドのカービングターンで踏ん張れる様になります。
理想はマテリアルに頼らずに足首自体をロックさせる事ですが練習不足で少々足首が曲がってしまってもパワーライドが支えとなる為曲げ始めた時点で気がつく事が出来ます。
4)脚とブーツの隙間を埋める事が出来ます
ブーツと脚の相性なので個人差が有る内容ですが私の場合はフィットするブーツを選んでも足の甲とブーツのタントの間に僅かに隙間を感じてしまいます。
トゥサイドターンではこの隙間の分反応が遅れたり脚がブーツの中でずれる印象がありましたがまさしくパワーライドはこの部分に挿入する物なので気持ちよく隙間が埋まります。
パワーライドの難点
1)足のスネをブーツに押し当てる様な使い方をする人の場合パワーライドと直接対峙することになり接触するスネが擦れて痛くなる事が有ります
2)ブーツとの相性で装着すると紐が縛りづらくなったりインナーブーツの紐留め具とパワーライドが干渉し挿入出来ない事も有ります
せっかく色々と開発されているサポート用具、自分に合いそうならば試してみるのも良いと思います。 もしかすると相性バツグンで手放せなくなるかも!
今回紹介したパワーライドはこちらのサイト等から購入可能です
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