スノーボードデビューを後押 上半身 ウエアー編

2021年12月19日日曜日

How to ウエアー スノーボード スノーボードデビューを後押

t f B! P L

スノーボードウエアを解説


はじめに

 スノーボード未経験の人が初めて行ってみようかと思い立った時には様々な知らなかった事が行く手を阻もうとします。 
 そんな時に少しでも背中を押せるようにハウツー記事などでは触れてくれないような当たり前な事柄から解説をしてみたいと思います。
 上半身のウエアのお話です。 ジャケットですね。

 多くのブランドから様々なデザインのウエアが出されていますので、もう皆さんのファッションセンスと好み次第で選び放題!
 でもこのジャケットにもスノーボードの為の特有の機能が色々と備わって居ます。
 しかし全てが全てのジャケットに付いている物でも有りません。
 後から付け足す事が出来ないので買ってから後悔しない為にもウエアを選ぶ際には自分が欲しい機能が備わっているかもデザインと共に確認することが必要ですね。

専用機能

 今回はスノーボードジャケットの専用機能について解説します。
私が常用しているジャケットです
 これは私がいつも使っているジャケット、薄汚れていてすみません。。。

パウダーガード

 先ずは袖の部分に何か白いものが見えますよね、手首のパウダーガードです。
手首のパウダーガードです
 親指を通して装着、手首全体が包まれています
手首部パウダーガードの内側です
 袖の内側で完全に縫い付けられている為、雪の侵入は有りません
パウダーガード上にグローブを装着してベロクロで封止
 パウダーガードの上からグローブを装着して袖のベロクロで更に閉めれば完璧です。
 これでもう手首から雪が入って濡れて冷たい思いをすることはありません!

ベンチレーション

 続いてジャケットの脇の部分を見てみます
脇部のベンチレーションです

 ジッパーが付いています、これはジャケットのベンチレーションです。
 運動量が増え汗をかいた時や気温が上がって蒸れそうな時にはここを開けて調節します。
 よく見るとジッパーの内側は開いているのではなくてメッシュ生地が張られています。
 実はこれも重要で換気は行いたいけど間違ってもここからジャケットの内側に雪が入ることは避けたいのです。

雪の侵入を防ぐ理由

 パウダーガードやベンチレーションが何故ここまで雪が入る事を避ける機能に拘るのか。
 雪がウエアの中に入ると溶けます、溶けて水になるとウエアやアンダーに染み込みます、ウエアの外部は防水、撥水機能があり濡れることは有りませんが内側は無防備。
 そして濡れてしまったウエアーやアンダーウエアは想像以上に体温を奪います、つまり寒くなり疲労が蓄積します。
 冬山では例えリゾートと言えども衣類を濡らす事は危険な為極力避けるのが原則です。
 「足まわり ウエアー編」で解説したパンツのベンチレーションも同じ理由で同様の構造になっています。

チケットホルダー

 ジャケットの内側を見てみましょう。
ジャケットの内側です
 右下に四角い物が有りますね、これはチケットホルダーです。
ジャケット内部のチケットホルダーの写真です
 ベロクロで固定されていますが、その内側からチケットを入れ込む事が出来ます。
 接触式電子ゲートのリフトならば元通りに固定してジャケットの外側からのタッチで通過出来ます。
チケットを提示する場合の写真
 普通に係の人に見せる場合はこの様に垂らしておけばそのままでOKです。
 でも滑走中には何が起きるか解らないので内側に都度収納しておいたほうが安全だと思います。

パウダーガード2

 もう一度ジャケットの内側を見てみましょう。
 大きなヒダヒダが有りますよね、コチラはウエスト用のパウダーガードです。
ウエスト部のパウダーガードの写真です
 この説明用に撮ったので中は普段着です・・・さておいてパンツの上部でこのパウダーガードをボタンで止めます。
 横から見ると
ウエスト部パウダーガード横からの写真です
 この様に腰回りがカバーされます。
 斜面で転倒してしまった際ズルズルと斜面を背中で滑り落ちる事はよくありますが、このパウダーガードが無いと背中やパンツからお尻に雪が詰め込まれて大変な事になります。
 しっかりと活用しましょう。

ファスナー

 最後に地味ですが意外と重要なファスナー(ジッパー)です
 ほぼほぼ当たり前のようにジャケット全面に使用されているファスナーですが、上から下に移動して開き、下から上に移動して閉じる物に加えて下からも開く事が出来る金具が付いているタイプが存在します。
ジャケットのファスナーの写真です
 これが意外と便利!
 スノーボード黎明期のウエアーは全体的にルーズでだぼだぼなものばかりだったので余り気にならなかったのですが最近は身体にフィットしたデザインも多くスリム化傾向に有ります。

 そんなウエアで姿勢を低く取る時、例えばターン中に深く沈み込む時とかエアー(ジャンプ)での踏み切りやグラブする瞬間等にジャケットの裾が引っかかり動作を妨げる事が有ります。
 この場合にこの手のファスナーは
両開き可能なファスナーの写真です
と広がってくれるので邪魔に成りません。

おわりに

 以上の様にスノーボード用のジャケットにはスノーボードを楽しむために特化した機能が色々と設けられています。
 繰り返しになりますがジャケットによりこれらの機能は有ったり無かったりするので選ぶ際にはデザインと合わせてチェツクして下さい。

 それでは、お気に入りの一着を選んでゲレンデに向かいましょう!!
 
 今回の解説に使用した私のジャケットはこちらのショップで購入しました!

 購入してシーズン通して使い終わったウエアー等の洗濯方法をこちらの記事で解説しています。是非とも御覧ください。
 スノーボードパンツの専用機能に関しての解説はこちらです。


 スノーボードに初めて挑戦を考えている人たち向けの解説「スノーボードデビューを後押」シリーズは他にも多数書いています!












 こんなふうに何時もスノーボードの事を考えている私ですが
スキルマーケットのCoconalaにスノーボードレッスンを出品しています。
 星5個評価の実績も有ります!機会があれば御利用ください。


ブログランキング参加中↓ポチリお願いデス!
にほんブログ村 スキースノボーブログ スノーボードへ

このブログを検索

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
スノーボード好きエンジニアです。 半月板断裂、肩腱板断裂も復活! スクールは引退しましたがB級インストラクターです。 スノーボード30年目に向けて記録用にブログを始めました

'24-25シーズンに向けて新しいスノーボードを調達しました

'24-25シーズンに向けて新しいスノーボードを調達しました 目次 : '24-25シーズンに向けて新しいスノーボードを調達しました 1. はじめに 2. YONEX SYMARC 3. FANATIC R-ONE 4. おわりに ...

チャリブラの日々フォロワーリスト

にほんブログ村

QooQ