感覚派と理論派
はじめに
スノーボードに限らずスポーツに関わる人は感覚派と理論派に分かれると思います。
その中でも割とスノーボードでは感覚派の人が多いような気がします。
しかもスノーボードインストラクターでは大半の人が感覚派では無いかと感じています。
組合わせの妙
どちらが良いとか悪いとかの話では有りません。
感覚派の人が感覚派の人に教わる場合は感覚派同士で通じ合える感覚が在るみたいでそれなりに上手くやることが多いです。
しかしながら理論派の人が感覚派の人に教わるのは結構悲劇です。全く意思疎通が出来ません。
逆に感覚派の人が論理派の人に教わる場合も、小難しいことばばかり並べて面倒くさくて解らない等と上手く伝わりません
悲惨な実体験
私は根っからの理科系人間です職業も設計開発職で長年生計を立ててます。
そんな私がスノーボード初心者の頃に受けたレッスンではコーチは完全に体育会系感覚派の人達ばかりで「もっとこう板をぎゅーっと踏んで沈んでから立ち上がって!」と言われてどうして良いのか???の繰り返し。
スクールに所属してからもインストラクター先輩に 股関節はどんなふうに使ってますかと尋ねたら
「こうやって曲げてくとカコッて股関節がハマる所があるから」と教えてもらってもさっぱり???だったりしました。
いわゆる身体能力の高い人達はこの手の助言だけでも こう言う事か! と理解して習得してしまえるのでしょうが特段の運動経験も無い普通の人間には敷居が高過ぎます。
理論派からは歩み寄れる
初めのうちはコーチの言ってる事も先輩の話も何の事なのか理解不能でしたが理論派人間である私の場合は長い時間を掛けて感覚派の人を分析しました。
本当に長い時間が必要でしたが「教えてもらってる動作はどの様な事なのか」を感覚派の人の感性豊かな表現から冷静に推測して
「その動作の為にはどこの関節をどの順番で動かせば確実に楽に操作出来るのか」等を自分で検証し出来そうだったら練習して、効果を試す。
こんな事を何度も繰り返して少しずつ上達を目指してきました。
解らないからと拒絶したり諦めるのは勿体ないです。
感覚派の人ならではの滑走方法、運動、身体操作、凄く良いものが沢山有ります、吸収させて貰わない手はありません。
教える理論派として
立場が変わった現在、私がインストラクターとしてアドバイスを求められた時には極力
「現状が〇〇だから滑りが△△になってる、□□にするためにはXXを使って◎◎する必要があります。」
の様に可能な限り具体的に分析、そしてその為の練習方法を提示する様に心がけています。
アドバイスした相手が本当に自分で理解して身につける事がゴール
その瞬間だけ出来ても後で又解らなくなった・・・と悩むのではもったいないです。
もちろん相手がバリバリの感覚派である場合は細かい操作ではなくこちらも感覚的な表現でお付き合いするのは当然です。
さて貴方は感覚派でしょうかそれとも理論派でしょうか?
自分のスタイルをしっかりと把握して最適な上達方法を目指しましょう!
こんなふうに何時もスノーボードの事を考えている私ですが
スキルマーケットのCoconalaにスノーボードレッスンを出品しています。
機会があれば御利用ください。
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